より安く便利な自動車の自動運転社会を目の前に、鉄道会社も変革を迫られている。
ドイツの鉄道会社・Deutsche Bahnが「Locomore」という新たな鉄道を運営し始めている。
昨年12月から始まったベルリンからシュツットガルトまでの料金は、親会社のDeutsche Bahnの4分の1以下と格安。また、社内ではWiFiを使うことができ、電源コンセント付きのテーブルまで用意されている。仕事や勉強を行うための新たなサードプレイスだ。
グリーンな電力、また地元産の飲み物や食べ物を社内販売したり、フェアトレードコーヒーも1.8ユーロと安い価格で提供される。極め付けは、席を自分の興味を持つ人と乗り合わせる”出会いの場”としても機能する点。列車のイメージが変わりそうだ。
ビンテージな電車であり、チケットはオンライン上で買うシステム。抑えられるコストは徹底的に抑えつつ、かけるべきところにお金をかける。新たな旅客鉄道モデルが誕生しようとしている。交通大革命の中で、鉄道会社も待った無しのイノベーションを迫られている。
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