映像の製作コストは下がったことで、広くエンターテイメントとして流通はしませんが、社会が知るべき大切なドキュメンタリー映像を世に多く配信できるようになりました。
例えば、『第4の革命』も『リビング ザ ゲーム』もニッチなドキュメンタリー映画です。しかし、社会に大きな問いを投げかけました。
日本においては、クラウドファンディングプラットフォーム『motiongallery』が、ニッチな映画製作の資金集めと啓蒙のトレンドを牽引しています。
さて、米国シカゴのスタートアップが提供する『Docademia』は、大学に向けて、より簡単にドキュメンタリー映画を教育プログラムに導入できるようにしたサービスです。
オンデマンドの映画配信だけではなく、映画制作者や活動家とのライブQ&Aも盛り込まれており、盛り上がる授業を行うことができます。映画制作者や活動家にとっても、多くの学生に授業で観てもらえることは、これまでにない新たな観客を得られる貴重な機会となります
社会で起こった出来事を次の世代にもちゃんと伝えていくことの価値は目減りすることはありません。また今社会で起こっている大事な命題に対して、自分自身で考え、共に語り合い、学び合う機会は重要です。
価値のある良いフィルムが、より多くの人に届けられソーシャルインパクトが広がることを願います。