ソーシャル・メディアの急激な普及により、人類文明は、いつも何かをシェア
して、常に人の評価を受け続けるという、過去に経験したことのない時代へ
と突入しています。
皆、良かったことも悪かったことも共有し、もしくは知らないところで
共有され、名前を検索すれば簡単に人が発見でき、評判を知ることができる。
そして、世界中のどんな人とでも簡単につながれるという時代です。
こんな時代、2010年に産声をあげたインターネットサービスがまたもや
新たな時代を作ろうとしています。その名も「Pinterest」。(ピンタレスト)
最近クライアントさん支援の中でPinterestの有効活用という点が1つの
トピックとなっています。
「Pinterest」は簡単に言えば「写真のSNS」です。もっと言うと、自分の気
になる写真・動画を自分のボードに「ピン」していくサービスです。
Facebookは知り合い同士がつながるSNSという印象が強いと思いますが、
Pinterestは趣味・嗜好にあった人たちとつながるSNSといった印象があります。
Facebookを使っている方はご存知だと思いますが、「写真」というのは、
一番「いいね!」&「シェア」されるコンテンツですね。つまり、最も共感・
共鳴を生み出しやすいコンテンツです。
まだ日本語版がリリースされていませんが、先日Pinterestは楽天と業務提携を
しビジネスを進めていくということを発表しました。つまり、日本語版が
近々リリースされ、大きなムーヴメントとなることも必須の状況です。
なぜ、Pinterestを導入すると良いのか???
photo credit: Βethan via photo pin cc
ここで、再びこのような疑問にかられるのではないかと思います。
「また、新しいソーシャル・メディア???それって運営が大変なだけで
本当に、売上げにつながるの???」
はい、私も同じくそう思っていました。「画像のSNSって言われても、
好きな写真をピンするって言っても、 何がどう変わるの???
FacebookやTwitterまでのインパクトは本当にあるの???」
結論から言うと、「それほどのインパクトの可能性がある」という
ことです。現在のデータでは、TwitterよりもPinterestの方がサイトへの
流入率が高いというものもあります。
そして、その論理を簡単に説明すれば、例えばこのようになります。
「自社の商品・サービスに関連する写真を綺麗に、かっこよく撮影する」
→「PinやLikeされ、シェアされる」→「画像をクリックする」
→「その自社の商品・サービスの画面にとぶ」→「認知度アップ&
売上げアップ」という流れがですね。
つまり、画像1つ1つにリンクを設定することができるのです。
こちらの写真は、写真ごとにリンクできるULRの設定画面です。
右の写真に対して、リンクを設定するイメージです。
Pinterestは、自分から積極的に写真を見ているので、2012年6月現在の
Facebook広告のように「知り合いとのコミュニケーションの最中に広告を
出される」という不快感もないです。
つまりアドワーズやオーバーチュアのリスティング広告まではいかなくても、
より自然な形で、アクセスを流入させるイメージがつくのではないで
しょうか。
これが、イメージできれば、多くの方は「なるほど、確かにやっておいた
ほうがいいかもしれない…」と思うと思います。逆にこれが分からない
と、「写真のSNS??? それがどうしたの???」となると思います(笑)
これからも Pinterestの有効活用方法についてはシェアしていきたいと
思いますが、 まずは基本中の基本、でも大事な「1つ1つの画像に個別の
リンクを貼ることができる」についてシェアさせていただきました。
また、体系的にはやく理解したい、という方はこちらの書籍が発売され
ましたので 読んでみてください。
また、まずは動画で雰囲気を確認したいという方はこちらをご覧になると
よいかもしれません。