公衆電話が今、新たな使命を持とうとしている。
ニューヨークのコワーキングスペース「Bar Works」が、公衆電話ボックスをネットワーク化した「Pod Works」というタイニーワークスペースをロンドンでリリース。
英国で使用されていた赤い電話ボックスを利用し、中はWiFi完備、プリンタにスキャナ、25インチのスクリーン、ワイヤレスマウス、電源プラグ、ホットドリンクマシーンが設置されている。昼でも夜でもアプリ経由で予約可能。月額19.99ユーロ(約2,460円)で利用するサブスクリプションモデルとなっている。
ちょっとした時間にパソコンを触りたいという時はある。その場合に利用するのは、基本カフェやファミレスのような場所だ。しかし、座った席が必ずしも集中できる場所であるかどうかは分からない。人間、うるさい方が集中できる時ばかりではないのだ。
いつでもある程度同じ環境を瞬時に整えられるという意味で、タイニーオフィスというコンセプトは支持されていくかもしれない。現時点では15ヶ所ということだが、数が増えていく中で利便性も増すことだろう。
ちなみに、日本にも公衆電話は18万台ほどあるようだ。しかし、スマホ時代にその減少幅は著しく、存続について悩む場所は少なくないだろう。であれば、タイニーオフィスサービスとして提供していけばどうか。特に都市部においては、明快なニーズがあるはずだ。日本発のタイニーワークスペースチェーン店を広げるには、今が絶好のチャンスである。
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