大手スーパーの進出に、辛酸をなめ続けてきた町の専門店に再び脚光が集まるかもしれない。
「HEATONIST」は、ホットソースの専門店。ホットソースとは、唐辛子の入った調味料。日本でおなじみなのは、タバスコだろうか。Kickstarterで見事に26,800ドルを越える金額を集めてお店を開店する。
通常、こういったニッチなコンセプトのお店をリアルに開店するには大きなリスクが伴う。特に、その初期投資と新規顧客の獲得が難問だ。それを現代は、クラウドファンディングを利用することで、補うことができる。
また、興味深いのは、数千のテイスティングデータから、最適なホットソースを選べるアプリを開発すること。辛さや甘さ、塩辛さなど8つの基準を入れると、それにあったホットソースが出てくる。
日本で言えば、醤油専門店、味噌専門店と言えようか。とは言え、ここ数十年、大手スーパーの襲撃を耐えしのぐことは難しかった。やるだけ無駄であると思われてきた。
しかし、インターネット時代、またソーシャルメディア時代、今は、本当にそれに興味にある人を見つけやすく、コミュニティも圧倒的に作りやすくなっている。
情報革命から広がる現代のインフラを最適に利用することによって、再び、専門店に脚光が集まっていくかもしれない。
【クエスチョン】
・ライフワークとして経営していきたい専門店は?クラウドファンディングやソーシャルメディア、アプリ開発などを掛け合わせて、開店への道を模索してみよう1