時代の思想である”モバイル性”を現代の文脈にどのように最適導入していくか?以前、観光という意味で、モバイルハウスの可能性を論じた。
【参考】
・モバイル型オフグリッドハウスから考える観光客向け宿泊施設の未来
さて、今回ご紹介するオランダ発の「KantoorKaravaan」は、35人収容できる移動式オフィスを提供している。
太陽光パネルで電気を補給し、もちろんWiFi環境は万全。コーヒーメーカーも設置されている。
キャンプのように、大自然の中を移動し、止まったところをオフィスとして仕事をする。
私たちは、いつも基本同じ場所、限られた空間の中で仕事をする。しかし、未来にはもっと柔軟な選択肢があるはずだ。自然の中に分け入り、クリエイティブな発想を模索する。ゆったりとした時の流れを全身で感じるその先には、これまでと違った感性が発露する可能性は高い。
また、ワークショップを行い、より自分自身を深く知る、自分の仕事を俯瞰するといったオプションも付けると面白いかもしれない。
コワーキングスペースの認知度は広がり、多くの人が、カフェと同じように、気軽に利用するようになっている。この先には、移動式コワーキングスペースというコンセプトが浮上し、時にそれが、月に1度、2度の職場の選択肢となる可能性は十分にあるだろう。