タイニーハウス、モバイルハウスは、今後どのような進化を遂げていくのか。このプロダクトは、そのカタチの一端を示してくれているように思う。
「Ecocapsule」は、太陽光発電と風力発電システムを搭載したオフグリットなモバイルハウス。卵型で、シルバーに包まれたその外形からは、近未来の香りが漂っている。
このように、キッチンにダイニング、寝室、トイレにシャワースペースまでもがコンパクトに設置されている。
電気、ガス、水道インフラが通っていない、こんな場所にまで、気軽に宿泊場所、生活スペースを作ることが可能になる。
Ecocapsuleは2015年中には予約を受付け、2016年には届けられるよう開発を進めているという。
4月の外国人旅行客が過去最多を記録したというニュースが大きく報道された。今後益々「日本をより堪能してもらうには?」という問いを誰もが真剣に考えるようになる。
そして、民間と自治体が手を取り合って、どのように観光客を惹き付けていくかは、その地域の最重要課題の1つとなるのだ。
例えば、福島には、花見山という場所がある。春になると、山が花でいっぱいになる美しい場所なのだが、こういった場所にオフグリッドなモバイルハウスを置き、宿泊を受け付けるということを行えばどうだろうか。外国人ならずとも、予約で溢れる可能性はある。夜桜を見ながら、眠りにつくという理想を実現できるからだ。
“観光資源を最大限に活かすためのモバイルハウス”という角度で、様々な可能性が模索できるように思う。地方創世、観光立国日本に向けての重要な視点がここにある。
【クエスチョン】
・「モバイルタイニーハウス×観光」でこれまでにない、面白く魅力的なアイデアを考えてみよう!