近未来の「洗濯機」は、どういうものなのでしょうか?
スウェーデンのストックホルムに本社を置く家電メーカー「エレクトロラックス(Electrolux )」が行うコンテストに応募された近未来の洗濯機「Clean Scent」。メキシコで工業デザインを専攻する学生Jesús Moreno Quintana氏が提案した製品です。
ハンガーにかけた衣類を、洗剤で洗浄、乾燥させて、アイロンまでかけてくれます。更に、自分気に入った香りまで付けられます。そこまでの一連の「洗濯」の流れに必要な時間は、1つの衣類につき約5分。
いや〜、実現されたらかなり便利そう。これまでの洗濯機の領域をはるかに超えています。
場所をとらないその薄さと、部屋をスタイリッシュに見せてくれるデザイン性にも注目です。
このClean Scent、残念ながらセミファイナルまで残れませんでしたが、このような機能性とデザイン性を備えた新しい洗濯機が低価格で登場してくることを望みます。
これまでの家電の再定義を
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ロボット掃除機「ルンバ」は、掃除機そのものを再定義しました。
洗濯機の進化も、洗濯と脱水が一緒になり、乾燥機まで搭載され、最近は縦型ドラム式などバージョンアップは繰り返されています。
…が、私たちが驚いて、それは欲しい!と思えるような「洗濯機の革命」と言える商品は、まだ登場してきていないのではないでしょうか。
ただ、大企業の優秀なデザイナーから言わせれば、Clean Scentくらいのことを考えている、ということなのかもしれません。だとすれば、そのような革新的なコンセプトデザインがどんどん見れて、マーケットの評価を得るような「場」をネット上に構築して欲しいという思いがあります。
これからの大企業に必要なことは「製品が再定義された」と言われるような製品の登場です。
【参考】
Kickstarterで大人気の「シンプルウォレット2.0」から製品の「再定義」について考える
日本が得意とする家電分野で、製品そのものを再設計するような強烈なコンセプトが立ち上がってくることを願います。
今回から、皆さんのコメントを募集していきたいと思います。
「Clean Scent」のような洗濯機は欲しいですか?そして、いくらなら購入したいと思いますか?下のFacebookコメント欄よりお気軽なご意見をお待ちしています。