うわ〜、このサイフ…純粋に欲しいです。
Kickstarterで大人気のシンプルウォレット2.0。1万ドルの目標をあっという間に達成し、23日を残しながら現時点で4万7,000ドルを超える資金が集まっています、
Simple Wallet 2.0 – The Leather Wallet Redesigned
何が素晴らしいかというと、まずはこの薄さ。私のサイフ、右側になりがちなのです…。
そして、何と言ってもiPhoneとオシャレに一体化させられるところがいい!これで、ポケット一個の収納ですみますね。
素材はレザーで、基本はカードとお札を入れます。また鍵なんかも付けることができ、全てを1つにして持ち歩くことができます。それにしてもこの薄さとシンプルなデザインにはしびれます。
気になる値段はというと、Kickstarterにおいては1つ20ドル。この安さも人気の秘密なのでしょう。詳細動画はこちらから。
これからの製品開発は「再定義」への挑戦だ
このシンプルウォレット2.0のキャッチに次の文言があります。
Simple 2.0 – It’s not a Wallet, It’s a simple experience
(シンプル2.0-これはサイフではない。シンプルな体験だ)
Kickstarterで人気を集めるプロジェクトには、製品やサービスを「再定義」するようなものが多くあります。
まさに、このシンプルウォレット2.0は、サイフを再定義したというところに大きな価値があるのでしょう。
「定義」について、Wikipediaについて分かりやすく説明があります。
定義(ていぎ、英語: definition)は、一般にコミュニケーションを円滑に行うために、ある言葉の正確な意味や用法について、人々の間で共通認識を抱くために行われる作業である。一般的にそれは「○○とは・・・・・である」という言い換えの形で行われる。基本的に定義が決められる場合は1つである。これは、複数の場合、矛盾が生じるからである。
引用元: 定義 – Wikipedia.
「○○とは〜である」ということを定義だと考えると、シンプルウォレット2.0は「サイフとは、お金やカードを入れるもの」という定義を変えることに挑戦した製品と言えます。
例えば、「サイフとは、生活をよりシンプルに快適にするためのツールである」と再定義したとも言えるでしょう。
しかし、いくら「再定義」とかっこいいことを言っても、結局自己満足ではいけません。こちら側で新しく独自の「意味」を生み出したとしても、そこにデザイン性や普及への条件が必要になります。
具体的に言えば、統一感があってデザインフルであり、価値>価格である。つまり価格よりも価値の方が圧倒的に大きい製品でなければならないということです。それを示したのが、上の図です。
製品を再定義するような21世紀型の製品について、これからも注目していきたいところです。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
※Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになりました。