これはありそうでなかった!新たなカルチャーが生まれるかもしれません。
こちらは、固いバターを瞬時に柔らかくし、パンに塗りやすくするバターナイフの進化系「ButterUp」。Kickstarterで大人気を博しています。目標金額3万8,000ドル(オーストラリアドルなので、約361万円)ですが、日数をかなり残しながら10万ドル(約950万円)を突破しています。
仕組みは超シンプルです。ナイフに次のような穴がたくさん空いています。
バターの上をなでるとこの通り。柔らかく、パンに塗りやすいバターが線になってButterUpにのってきます。
結果、冷蔵庫で冷たくなった固いバターも、パンに素早く塗れるように。固いバターをパンに塗るその面倒さは、この21世紀も健在です。今後、このようなナイフのカタチはスタンダードになる可能性、ありますね。
気になる価格は、1本12ドル(オーストラリアドル・約1,140円)。日本においても、毎日バターナイフを使うような家庭には、良い投資ではないでしょうか。
文明と文化の相互進化作用
PHOTO: Chopsticks and bowl from Shutterstock
文明とは、効率や生産性という文脈の中で語られるものです。
一方、文化というのは、より礼儀や作法、道徳に関わるところから語られる文脈。
効率やスピードを考えれば、食事も手で掴んで食べた方が速いかもしれませんが、丁寧に箸を使って食べる。こういうことが文化です。
しかし、その文明も文化もお互いに影響を与えあいながら進化していくもの。文明が生んだ、新たなコンセプトが、より良い文化として根付く、といったことがこれから多数起こっていきそうです。
現代の文明的な転換は、新たなカルチャーを芽を生み出しつつ着実に進んでいきます。