これぞウェアラブルコンピューター。着ている服から健康の常時モニタリングができるスマートシャツ「OMsignal」
心拍数、呼吸リズム、ストレス、カロリー計算などを常時行うことができ、スマホ連携で大切な人に瞬時に情報がシェアされます。
妊婦さんであったり、心身に心配な状態を抱えている方、またその家族には有り難い機能性シャツです。
以前、子供に直接触れることなく「包容感」を与えられる衣服「T.Jacket」をご紹介しました。自閉症や注意欠陥・多動性障害などを持っている子供のために作られたもので、こちらもスマホやタブレットPC経由で衣服を操作できます。
今後もスマホと連携した様々なスマートシャツが登場してきそうな予感。モノのインターネット化は加速度を増していきそうです。
【参考】
驚くような機能性衣料が続々登場。「絶対に無理だと思うけど、あったら欲しいもの」がキーワード
こちらがOMsignaのイメージ動画。うん、これは、確かにニーズがありそうですね。
予防医学の発展に期待
photo credit: Camdiluv ♥ via photopin cc
今後の「健康×テクノロジー」によって、何が起こってくるかというと「予防医学」の発展です。
病気になってしまったものを治すということは、当人も辛いことですし、医療費もかかります。
しかし、健康×テクノロジーの分野は、今回のスマートシャツのように、大事になる前にそれを察知し、予防する効果をもたらします。
これまで、予防医学というと、東洋医学的であり、計測や数値化とは遠いところにありました。「なんか朝の目覚めがよくなりませんでしたか?」「はい、なりました!」という感覚の世界。
しかし、健康状態を常時細かくモニタリングできる時代において、「予防医学」の分野が計測可能になってくる。この潮流は、人々に新しい価値をもたらしてくれそうです。
心身の健康への興味の高まりの中で、注目していくべきトピックです。