イタリアのアーティスティックなコワーキングスペース「ProArtLab」

[2013/9/16]
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今広がっている「新しい働き方」のムーブメントは、短期的なものではなく、21世紀中盤まで続いていく息の長〜いトレンドです。

今回ご紹介したいのは、イタリア・ローマにある楽器演奏や動画撮影ができるコワーキングスペース「ProArtLab」。

こちらのコアートスペースでは、音楽の演奏や編集、写真や動画の撮影が可能。そして瞬時にシアタールームにもなる空間となっています。 

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そしてこちらは、スタイリッシュなコワーキングスペース。座席数は40〜60ほど。

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ミーティングルームも窓が大きく広々と。

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ソファーのあるリッラクススペースもあります。もちろん、無線LANとんでます。

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ProArtLabは、同じようなアーティスティックなコワーキングスペースを広げていきたいと考えています。300平方メートル(約400坪)以上の空間があれば、どこにでもProArtLabを開けるとのこと。

クラウドファンディングを含め、これからは動画が必須。そういった意味でも気軽に動画・写真が撮影でき、編集サポートを受けられるような場所が地域に1つあると重宝するでしょうね。

これから若手やエルダー層が起業を迷うなら、飲食店などの消費拠点やインターネット関連の消費加速(&効率化)モデルだけでなく、ProArtLabのような「生産拠点」も視野に検討していただきたいですね。

なぜ忙しく、給料は上がらず、やりがいは低いのか?

スクリーンショット 2013-09-15 17.55.03

なぜ、私たちの社会は、こんなにモノやサービスが大量に溢れ一見豊かに見えるにも関わらず、「働く」という文脈で捉えると、ただただ忙しく、給料は上がらず、やりがいは低いのでしょうか。

それを表すのが上の図です。私たちは、会社に所属すると、労働力を提供します。しかし、それは「1人の個人」というよりは「会社の機能」として労働力を提供するわけです。つまり、個人は会社のシステムやテクノロジーと有機的に融合を遂げた抽象的な存在となります。

ここで提供される労働は、「抽象的な労働」です。

更に企業は、その労働を製品やサービスを生産、提供する時に必要な「労働時間」として捉えます。つまり「○○という製品を生産、提供する時に必要な人件費はいくらか?」という考え方をするわけですね。

こう考えれば、私たちの個別な時間は、会社から見ると誰であろうとそれは「抽象的な時間」として捉えられてしまうのです。

これでよく分かると思いますが、その会社が生み出す製品・サービスは、この抽象的な労働と時間によって生み出されるものなのです。ここに、「具体的な個人」というものはほとんどありません。

よって、従業員である個人が頑張っても、給料は変わらない。やりがいは低く、自分は会社の歯車になっていると感じるわけです。

しかし、今、この流れが行き着くところまで行き着こうとしています。つまり、ロボットや新しいテクノロジーが、個の抽象性を高めきっていくなか、その反動によって、逆に具体的な「個」が浮き彫りになろうとしているのです。

つまり、「個人の存在を獲得したまま働くこと」が再び可能になろうとしているのが現代です。しかし、この変化は一気に進むのではなく、少しずつ広がるものなので、まずはパラレルキャリアを通じて「個」を獲得することが大切でしょう。

その舞台の1つがコワーキングスペースです。こういった「『個』が解き放たれる職場」の更なる発展に期待です。

 

【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図

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働き方は無限大。

組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?

さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より

※Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになりました。

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