PHOTO: Situation in a Hair salon from Shutterstock
美容室、理容室の事業モデルにも共有経済の波は広がる。
こちらの記事は、スタッフを雇って経営するよりも、お店を理容師、美容師に貸し出した方が利益になる場合があることを示している。
The sharing economy comes to hair care
従業員を雇う一般的なヘアサロンのコスト概要は、給与を含めた固定費が、全体の65%〜73%となる。変動費であるマーケティングコストややクレジット決済費用などの手数料は8〜25%程度。そして、利益率は、2〜17%とお店によって幅があるものの、平均値は5%となる。
しかし、お店の椅子1つを一週間175ドル〜250ドルで貸し出すモデルに切り替えることによって、固定費の大半を占める給与や保険の費用を大幅に下げることができ、お店全体の利益率は10〜12%に上がったということだ。
ちなみに、1つの椅子を貸す場合、顧客をカットする時に使用する水代、電気代、シャンプーとコンディショナー及びタオルの費用はこのレンタル費用に含まれている。
美容室や床屋を経営するための新たなビジネスモデルとして検討していけることはもちろん、より柔軟性のあるこれからの働き方を求める理容師や美容師にとってもメリットはある。
1,000円カットのビジネスモデルが広がったが、続いてのモデルは何なのか?レンタルサロンのモデルは、これまでもあったが、ついにその機は熟し、スマホアプリによるマーケティング支援等を絡めながらのモデルは、今後十分に可能性があるだろう。
【クエスチョン】
・フリーランスで働く人向けの、”トータルワーキングシステム”を提供する事業モデルを考えてみよう!