狭い空間をより快適にデザインし、結果的に収益率を最大化する方法は何か?あらゆる業界で問われている命題である。
「Cargo」は、車の中で、お菓子や美容商品などを買い、スマホの充電もすることができるミニ自動販売機サービスを提供する。購入の際は、クレジットカードかモバイルペイメントで支払う。
UberやLyftなどの配車サービスを活用するドライバーが、無料で車内に設置することが可能で、成果課金のモデルとなっている。1つの商品が売れるごとに0.5ドルを受け取る。また、10商品売れれば10ドルのボーナス。100個アイテムが売れれば、50ドルのボーナスが支払われるという仕組みだ。
ドライバーは月平均で収入を100ドル(1万1000円)〜150ドル(約1万7000円)上乗せすることができる。人によっては、毎月355ドル(約3万9000円)収入をアップさせているドライバーもいるとのこと。
タクシー会社や乗り物会社にとって参考にできるモデルというわけではなく、冒頭に書いたように、小さなスペースの活用法は現代のテーマだ。Cargoは、時代にインスピレーションを与えてくれる。
そして、自動運転時代には、車の中をいかに快適に活用するか、全く新しい空間利用法が始まっていく。そのための動きにも常にも注視をしていきたい。