関係の歩みを止めないこと。それが大切だ。
人間一人の力は、どこまでも限定的であり有限だ。しかし、人と人との関係は、無限とも言える可能性を秘めている。
一方、関係する人が増えていけば、その時々で色々なことがあろう。感情を乱されることも少なくないはずだ。しかし、そこで関係性の歩みを止めてはいけない。相手も立場や状況があり、たまたまその時の感情もある。
そこで起こったあらゆることをどう捉えるかは、こちらのフィルターにかかっている。どこまでもその評価は、自らが決めることになる。
放たれた一矢に心の痛める時もあろう。絶望に打ちひしがれる天を仰ぐこともあるだろう。しかし、それでも、その人と自分を信じられるかどうかだ。その人さえも、また関係するすべての人の幸せを願う中に、全ての発展があると気付く必要がある。
浅い思想は、関係人口を絞ろうとする。安易に分断を加速させようとする。その人がどうかというよりも、知らずに憑依された哲学の課題であることも多い。よって、自らの思想をしっかり捉え、知悉する努力を怠らないことだ。
私たちは、あらゆる人と関わり続けることだ。そこに権威や地位や立場は関係がない。
どこまでも一人と。目の前の一人と。その関係性を紡いでいった先に、偉大な目的への到達がある。