なんともクリエイティブな。これは素敵なブランドコンセプトですよ。
オランダのニットブランド「Granny’s Finest」は、ニットを編む技術を持ったおばあちゃんと若手デザイナーがコラボレーションしたブランド。
たくさんのおばあちゃんが参加しており、若手のセンスとおばあちゃんのニット技術を融合して、スタイリッシュで温かい製品を作っています。
デザイナーの考えをおばあちゃん達にシェアをします。おばあちゃんたちはお茶をしながら話し合い。
オランダのおばあちゃんのニットを編む技術は素晴らしいようですね。この笑顔が素敵です。
ちなみに、製品はオランダ代表監督のルイ・ファン・ハール氏が身につけていたりします。この赤い蝶ネクタイですね。マーケティングもバッチリ。
なんとも粋なブランドで、探れば探るほどファンになってしまいそうな会社。
世界を見れば、地域において同じような取り組みがあるのかもしれませんが、モデル、フォトグラファー、メイクアップアーティストなどが入って、作り上げられている本格ブランドは中々ないでしょう。
Granny’s Finestが見つめる方向には、様々な可能性が眠っていそうです。日本においても、同じようなベクトルのブランドが立ち上がってくることに期待したいところ。日本がより明るくなりそうじゃあないですか〜!
21世紀の幸福、人生を巡る重要な命題
退職された方が集まり、ものづくりをしたり、地域社会の支援をする小さなコミュニティー「Men’s Sheds」(男性達の小屋)。オーストラリアでは1,100に達し、今や国の枠を超えて、世界中に広がりつつあります。以前こちらについて紹介した記事には、かなりポジティブな反響がありました。
【参考】
・退職者が輝くものづくりコミュニティー「Men’s Sheds」が世界に広がる
私は子育て世代ですが、21世紀の最重要課題の1つはやはり「高齢者が幸福に過ごせる社会作り」。
誰もが年をとり、人生の終焉を迎えます。また、これからは益々高齢者として過ごす期間が長くなります。若くてカラダが丈夫な日々…それはそれで良いのですが、老いていく人生をいかに幸せに生きられるのか。ここに21世紀の幸福を、そして人生を巡る重要な命題があると思うわけです。
そんな中で、若手とコラボレーションをしながら生涯働く、Granny’s Finestのコンセプトは、キラリと光る原石に見えるわけです。幸齢化社会という理想をどこまでも見つめて進んでいきたいものです。