ホテルにも必ずVRヘッドセットが置かれる時代になるかもしれない。
マリオットホテルが、「VRoom Service」という実験プロジェクトを進めている。顧客が次行きたい場所のインスピレーションを得ていただくため、VRヘッドセットを提供するサービスだ。
私たちの肉体は1つである。その身体性によって、常に人間は1つの場所に止まることしかできない。この忙しい世の中で、せっかくどこかに観光するのなら、行くべき場所を間違えたくない。
そんな思いがあるが故に、観光情報雑誌は、未だにどの本屋でも多くのフェイスを取っている。そして、旅行雑誌のような二次元情報にプラスしてVR、つまり三次元情報が、自分の行きたい場所を決定するための最大の要素の1つとなる可能性は高い。
ホテルに、TVや観光スポット情報の雑誌・冊子が置かれているように、VRヘッドセットが常備される時代はそれほど遠くない未来に訪れる可能性は高いのだろう。
観光における人間の行動モデルは再び変更され、それによって、新たな市場が生まれてくる。