気がつけばここ数年、マスクをしている人が格段に増えている。広く予防の意識が広く行き渡っていることを感じる。
一方で、なんとなくマスクの締め付ける感じが嫌だ、また、持ち物が増えるので嫌だ、またファッションとして気になるので嫌だ、という人もいることだろう。
そこでスウェーデンのメーカー「Ultramare 」が、インフルエンザを予防するストールを開発した。
肩にかけた時に鼻や口に当てることで、マスクと同じ効果を発揮するというわけだ。ストールというファッション自体がマスクになるわけで、持ち物が増えるわけでもなく、締め付けも自分で自在に調整できる。
マスクは嫌だけれど、このような機能を持ったストール、マフラーなら購入したいという人は少なくないかもしれない。ファッションがウィルス感染を防ぐ時代へ。このトレンドは着実に広がっていくことだろう。
また興味深いことは、Ultramareは決してファッションメーカーではないということ。病院用の浄化エアフィルターを販売している会社である。クリエイティブエージェンシーと共に、フィルター技術を応用してこのストールを開発しているのだ。自社のコアバリューを応用してBtoBからBtoCプロダクトを開発する。また逆も然りだろう。これからのコラボレーションは無数の彩りを示す。
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