仮想現実空間は、情報密度を高めることで、感覚のリアリティまでも提供できるようになります。
オランダのスタートアップが開発した「Sensiks」は、縦2.4m横1.4mの直方体の部屋の中で、VRヘッドセットを装着すると、気分転換に行きたい場所やリラックスできる空間に瞬間移動できるSR(Sensory Reality) ブースです。視覚はもちろん、音楽によって聴覚も刺激。また空気の流れや気温、そして香りまでもコントロールし、人間を癒していきます。
例えば、瞬間的に海の中に潜ることも。
幻想的な森の中へと深く入り込むことも可能です。
心拍数など人間の生体データを収集しながら、実際に心身が落ち着いた状態になっていくかを測定していきます。
現代の「どこでもドア」のような存在であり、オフィスやコワーキングスペース、ジムや自宅などあらゆる場所に簡単に設置できる点もメリットです。今後もあらゆる空間情報を出現させるブースプラットフォームとして進化していく予定。
ストレスとどのように付き合うか。休憩をどのように取り入れていくのか。その方法によって、仕事の生産性も人生の豊かさも左右されていきます。エンタメだけではなく、そのような角度からアプローチをする感覚現実(SR)プロダクトにこれからも注目です。