朝日と露とGoogle Glass。不自然でバラバラなこれまでの世界を横目にしながら、時代はどこまでメガネ型デバイスを、自然な身体性にまで昇華することができるでしょうか。
Google Glassの操作方法は、声とメガネの柄をタップすることですが、今後は脳波で動かすことが普通にっていきそう。
「MindRDR」は、脳でGoogle Glassを動かすことのGoogle Glassアプリ。脳で思考するだけで、写真を撮影。
TwitterやFacebookにアップするとことができます。まだできることはこれくらい。
また、脳波を測定する「Neurosky MindWave Mobile」を装着しなければならないため、
見た目は問題有り。どう見ても不自然です(笑)
しかし、今後の大きな方向性を示していることは間違いありません。これからの進化に注目です。
コンピューターが道具という認識を超える時
PHOTO: creating frame with fingers from Shutterstock
声で動かす、手で動かす。
このようなUI(ユーザーインターフェイス)である限り、コンピューターは「道具」の域を出ることはありません。道具は常に私たちの大切なものをサポートしてくれますが、どこまでもそれは、私たちの外部に存在するものでした。
今、世界が取り組んでいることは、コンピューターのこの外部性を取り除こういうもの。
それは具体的に、どういうイメージなのでしょうか。一番分かりやすい例で言えば、服。「ファッションは、自身の内面の一番外側」という言葉は、まさにそれを象徴的しています。服は道具という誕生の歴史を超えて、身体性はもちろん、人間の個性、つまり内面の領域にまで昇華されています。
また、私もかけているメガネ。これも、道具でありますが、もはや自身のカラダの一部であり、日常的に意識して使うということはありません。まさに身体の一部です。
コンピューターが自身のカラダの一部となる時があるとすると、それは脳波で直接コンピューターを動かすという行為は最低限の要素になる。賛否両論がありながら、そして、三歩進んで二歩下がりながらも、大きなトレンドはこちらにゆっくり進むことでしょう。
「何のため?」という根本的な問いを発し続けながら、人間にとって最適な進化の歴史が刻まれゆくことを願っています。