旅が日常にある世紀へと。
こちらは自身のスキルや時間を提供しながら、お金をかけずに世界を旅するためのプラットフォーム「Gigoing」。受け入れ側のホスト側は、食事と住居を提供する代わりに、スキルや時間を対価として受け取ります。
旅行者は、まず大陸や国、スキルで検索をします。
すると、受け入れ先が検索結果に出てきます。例えば、こちらはインドのコミュニティファームで働く旅。必要とされるスキルは建築や農業、ガーデニングや料理などで、どれかができればOK。シェアルームで、もちろん食事も付いています。
ちなみにGigoingに登録されているプロジェクトの労働時間は、週20時間を超えないことになっています。つまり、週5日働くとすると、1日最大4時間程度です。ホスト側は、それ以上の労働を強いることはできません。
万が一、1日12時間の労働を強いられたら、ブラックホストでも言うのでしょうか…。もちろんそのようなことのないように管理されていくと思いますが(笑)
もう1つ、こちらはスペインの高級ブティックです。必要とされるスキルは、料理やガーデニング、旅行者のおもてなしや動物のケアやマーケティングなど様々。このスキルのどれかを提供します。宿泊施設は豪華で、専用のお風呂付きでダブルベッド。なんとも豪華。
安全かつ超低コストで、世界中の文化に触れながら、自身のスキルや時間を提供して旅をする。新しい発見と学びの連続となること間違いなし。
また、Gigoingのもう一つの側面は、その国や地域における新たな人脈、顧客の開拓にもつながるということ。以下の映像は、ドイツの写真家が、スペインのホストのところに行き、自身のスキルを提供、そこで自身の新たな人脈や仕事の開拓を開拓しています。
このプラットフォームや世界観から感じる可能性は無限大。海外に目を向ける人の新たな選択肢の1つとして広がっていきそうです。
旅と仕事と勉強と
Made in Riga (a short hyperlapse film) from Eddie Peter Hobson on Vimeo.
上の映像は、東欧・ラトビアの首都リガの映像。このような地域の文化に触れてみたい、少しの期間でも滞在してみたい、と普通に思います。
が、当然ながらお金の問題、時間の問題などが立ちはだかります。しかし、この壁もGigoingのようなサービスの広がりの中で、徐々に下がっていくのでしょう。
疲れて帰る道筋に、映画館の光が見えて何気なく入った。なんとなく歩いていた道に、素敵なカフェが現れたので入ってみた。そんなノリで旅に出ることのできる近未来が見え隠れしています。
旅をしながら働くというデジタルノマドの潮流は益々大きくなってきていますが、デジタルノマドでなくても、少しまとまった休みが取れるようであれば、また家族の状況が許すならば、超低コストで海外へ!もちろんその目的には、スキルアップや学び、また人脈の獲得も含まれているわけです。
【参考】
・旅しながら働く。oDeskの調査から分かる「デジタルノマド」という大潮流
この流れはまだ1つの小さな支流ではありますが、今後巨大な大河へと変貌を遂げていくことでしょう。