3Dプリンタの未来には、驚くような可能性が存在している。
「Pembient」は、サイの角を3Dプリントすることに挑戦しているスタートアップ。
サイの密猟は、この角のために行われているという。この角の現状の価格は、なんとキログラムあたり150万円近くにまで上ってきているという。
しかし、この角を正確に、実物のように3Dプリントできることになれば、サイの密猟をなくしていける可能性がある。これが成功すれば、象牙だってできるのかもしれない。また、いつかはトラの毛皮のようなものだってできる可能性があるのではないか。
野生動物の違法な取引は、世界で2兆円を越える巨大なマーケットになっているというが、Pembientの目標は、このブラックマーケットを無くしていくことである。
3Dプリンタのトレンドは、これまでの製造業という領域を越えて、社会に影響を与えていく。そのためのアイデアはいたるところに隠れている。世界をよくする製造業のトレンドには、これからも益々注目していきたい。
【クエスチョン】
・社会的に問題となっているブラックマーケットを、3Dプリンタ技術によってより良く代替できないか?アイデアを出してみよう!