離れた相手に気持ちを伝える方法は、時代によって変化する。手紙から電話、Faxへ。そして近年ではメールやチャットにスタンプと変遷は激しい。
英国の郵便事業を担う「The Royal Mail」が「Swapshots」と呼ばれる撮った写真を簡単に印刷・郵送することができるできるサービスを開始。アプリのUIもいい感じ。まずはこちらの動画をご覧いただきたい。
価格は0.84ユーロ(約103円)と手頃である。今後は、そこに手書きのメッセージも添えるというオプションまで登場してくることことが予想される。「Bond」は、ロボットがペンで手書きの文字を書き、手紙を郵送することができるサービス。自分の手書きの文字も登録しておくこともできるというわけだが、これに写真が組合わさるイメージだ。
リアルとオンラインを最適に融合させながら、状況に合わせて一番良い”気持ちの伝え方”を模索していく。そういう時代だ。
社会はますます「人間の気持ち」を大事にする方向に動いている。具体的に言えば、「相手をどれだけ思いやっていけるのか」という命題への新たな次元の挑戦だ。
これまではよく「○人までしか親友は持てない」「友人は最大○○人まで」というようなことが、研究データを用いて論じられてきた。しかし、21世紀も本当にそうだろうか?コミュニケーションコストはますます下がっていき、そこに心まで添えられることができれば、無限の可能性が開かれていくかもしれない。
これからは緩く広いつながりだけでなく、深く広いつながりに挑戦できるか、という方向へと向かう。それは、当然ツールだけが高度になったところで難しい。人間としての成長・成熟が伴ってこそ始めて実現していくものだ。そんなところにまで、人間の挑戦は向かっていく。
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