自律走行車時代、クルマは、「移動する空間」という側面を強める。人を運ぶだけでなく、その空間でいかに有意義な時間を過ごせるか。楽しい時間にできるかが問われていく。
レンタカー会社「Hertz」が、世界初の塗り絵レンタカーを発表した。車内全体に絵が描かれており、塗り絵をして遊ぶことができる。目的は、子供たちが車の中で飽きないようにすること。現在、ロンドンで試乗が開始されている。
車種は、「Volvo XC60」、ブラックな車体の中に、ファンタジーな世界が広がる。
車内には、たくさんの色ペンが、セッティングされている。
動物、自然、建物などの絵が至るところに描かれており、子供たちにとってはパラダイス。まさに塗りたい放題だ。
もちろん、返されるレンタカーに塗られた色は、簡単綺麗に拭き取ることができるので安心。
気になることは、シートベルトをしながら遊びやすくする工夫と、これによって車内に置き去りにされる子供たちが増えないかということ。その辺りにしっかりと注意が払われていけば、いよいよ正式リリースといったところか。
重ねるが、自律走行者時代、車内はサービスを提供するための空間になる。そのためのアイデア競争が始まっていく。
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