電気自動車を走らせるための電力を、自宅の植物から供給することができる未来。そんな素敵な社会が来ることを願いながら。
「Plant-e」は、植物の光合成に関わる循環から電力を取り出すシステムを開発している。具体的には、光合成と微生物が分解して生まれる水素イオンから、水が生成される際に、放出される電力を利用する仕組みだ。
現時点において、たたみ9畳ほどのプラントで、スマートフォンを充電できるくらいの電力を供給できる。
電力供給にも多様性があってしかるべきだと思うが故に、世界中から数多くのチャレンジと実用化の波が生まれることに期待したいところ。
【参考】
・共有経済の電力プラットフォーム!エネルギー業界のAirbnb「Vandebron」
・振動で充電できるウェアラブルバッテリー「AMPY」に注目したいワケ
当たり前を見つめなおしてみる
PHOTO: Morning light from Shutterstock
人類の偉大なる発明は、そこにある”当たり前”を再度、突き詰める中で生まれることも多い。
ニュートンは、地面にモノが落下するという当たり前に着目し、アインシュタインは、時空間的に”同時”とはどういうことなのか?を問い直すことで、世界を驚愕させる理論を打ち立てた。
私たちは、日々当たり前の中で生活している。寝て起きて、働いて、学んで、食事をして、また眠りにつく。そんな当たり前になっている日々の中に、21世紀の新たな当たり前は眠っている。
現代において、もはや発明や製品開発は、一部の科学者やエンジニア、起業家の特権ではない。アイデアをカタチにするための壁は、驚くべきほどに、人類史上最も低いのだ。それは、世界中、日本中のクラウドファンディングサイト1つを見てもそれは明確に分かること。
当たり前に目を向け、それを問い直す中で生まれるアイデアの中で、21世紀の新たな社会が生まれていく。