このサービス、各国で大きくなるでしょうね。
オランダ発の「Vandebron」は、農家から再生可能エネルギーを購入することのできるP to Pのプラットフォーム。風力、バイオマス、水力、太陽光発電の中から選ぶことができます。もちろん、どの発電方法を選んでも途切れることなく安定した電力供給が可能。
このように、電力を供給できる農家が並びます。契約期間や見積もり条件、現在の電気の利用状況を入れて価格を確認。
各電力供給者の詳細情報、プロフィールが掲載される個別ページがあります。農家の新たな収益源となるわけですね。
Vandebronの収益は、各契約に関して月5ユーロ(約700円)の固定報酬を受け取る方式。今の私たちで言えば、電気の基本料金のようなものですね。このモデルのこれからの広がりは要注目ですよ。
電力小売り全面自由化に向けて
PHOTO: modules for renewable energy from Shutterstock
日本の電力小売りの全面自由化は、2016年4月から。再来年のスタートに向けて、参入に名乗りを上げる企業が続出し、大競争時代の様相を呈しています。
そんな中、今後の本命の1つには、Vandebronに登録されていくような地域の小さな企業や農家が入ってくる可能性は十分にある。
また、自分で作った電気を自分で使い、更に余った電力をうまくその地域に販売・配分できる仕組みが整えば更に理想的なのでしょう。
福島出身の私としては、一刻もはやく地球に人に優しい理想的な電力社会の到来を望むところ。電力の共有モデル、今後の広がりに期待大。