環境のためにも、コストのためにも、公共機関の利用は大切。しかし、クルマと違って、その混雑状況の詳細をリアルタイムで把握することは難しい。しかし、その状況をクラウドソーシングで解決するサービスが「moovit」だ。現在、世界460の都市をカバーしている。(ちなみに、まだ日本はカバーされていない)
利用方法は簡単で、出発地点である現在地と目的地を入力するだけ。すると、バスや電車、地下鉄などを利用し、今の混雑状況を勘案した最適ルートを提案してくれる。
また、交通機関から下車してからの、徒歩ルートまで丁寧に教えてくれる。
更に、年内には、公共交通機関という枠を超えて、カーシェアリングやタクシーなども追加し、”クルマを所有していない人”に向けたサービスへと拡大させるようだ。
また、興味深い点は、マネタイズの方法。現時点で、オランダのバスや電車のチケットの販売も始めている。この手のサービスは、今後ここを狙って展開されていくのだろう。
そして、ついにと言っていいだろうが、日本においても”ライドシェアリング”が大きく動き出す。そのための一歩をUberが「みんなのUber」と題し、福岡でスタートする。
みんなのUberとは?
みんなのUberは、スマートフォンアプリの簡単な操作で、移動手段が必要なときに、近くで車を運転している人と即時にマッチングしてくれます。通勤、通学から、お仕事の移動、観光、買い物、飲み会の帰りまで、ライドシェアという新たな移動の選択肢をご提供します。非営利目的の本プログラムでは、有益なデータを豊富に収集するために、みんなのUberを無料でご利用いただけます。
この領域における大競争が、日本においてもついに始まっていく。
【クエスチョン】
・”混雑を避けるという”コンセプトで、新たなサービスを生み出せないか考えてみよう!