差異への挑戦。調和への道。今世紀も続く大テーマだ。
人類は情報的に、物理的にあらゆる境を簡単に超えられるようになった。しかし、人の心と心の間にある壁は、まだまだ分厚く高くそびえ立っているように思う。多様性が増すほどに孤立化が蔓延するには、そういった背景がある。
組織の学びは個人の学びよりも遅い。しかし、組織の学びより個々の人格の深まりや成熟は、もっと遅い。ましてや組織の成熟となればなおさらだ。
個人の学び > 組織の学び > 個人の成熟 > 組織の成熟
環境への挑戦は、大いに大切だ。自立運転車で安全・格安にどこでもいけ、火星に住むことさえも現実味を帯びてきている。しかし、道具の進化と精神の成熟は両輪である。道具の進化しかない近未来には、暗い衝動に突き動かされゆく人類の末路が見える。
私たちに未だに刺さる「差異」という一本の矢を超克していくことができるのか。大いなる冒険の物語が、この21世紀にはまだ残されている。
宇宙への挑戦は、即内面の小宇宙への挑戦にも繋がっていかなければならない。一人一人が、成熟への地道なる旅路を、日々着実に歩んでいきたいものである。
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