日々飲んでいる飲み物は、私たちに多大な影響を与える。
シンガポール国立大学のコネクティブ・ユビキタス・テクノロジーが開発した「Vocktail」は、香りと色合いによって、飲み物に味をつけるカクテルグラス型デバイスだ。
3Dプリンティングで作られているこのグラスは、水をワインやレモネードなどの味に変えていく。ご覧のように色や香りは、簡単にスマホで設定できる仕組みになっている。
飲むときに、鼻に向かってアロマが放出される。鼻がつまっていれば、味がわからなくなるように、香りは味の多くの部分を占めるのだ。
また、色合いも赤は苦味、緑は塩味、青は酸味と関連づけられるという。
糖尿病は世界的な問題となっている。また、アルコールやカフェインも様々な課題が浮き彫りになってきている。100年キャリア時代、健康は最大の資産の1つだ。
もし、このようなデバイスによって、水に風味をつけて満足度が得られるのであれば、より健康的で経済的、生産的な生活を送れるはずと思う人は少なくないだろう。よりデザインが洗練され、市場投入されるていくことに期待したい。
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