このコンセプトは、きっと現代に受け入れられるはず。使ってみて確信をした。
「Nugget」は、書籍の重要な文章を、スマホをスワイプしながら読むことができるアプリ。まずは、アプリをダウンロードし、興味のあるカテゴリーを選択。
すると、そのカテゴリーにあった名著が次のように並ぶ。
気になる書籍をクリックすると、次のようにカード形式で、文章が登場する。スワイプしながらどんどん読み進めることができ、大切だと思ったもの、インスピレーションを感じる文言に関しては、ソーシャルメディアやメールでシェアをしたり、またお気に入り登録することができる。
書籍を読むという行為の質は、時代によって、状況によって変化する。そして、読書の方法論的展開についてもやはり時代性を帯びるものだ。
現代における読書の目的観は、書籍の内容と自身の人生や仕事との関連性、関係性を発見し、具体的に活かしていくこと。そう考える勉強好きは多い。
つまり、言語化された一般知識から、インスピレーションを受け取り、それを人生に活かすこと。その意味において、書籍を自身のインスピレーションエンジンにしている人も少なくないはずだ。そんな人には、このアプリのコンセプト、そしてユーザーインターフェイスは興味深いものとなるはず。
読書の方法は、紙か電子書籍か、という問いを超え、目的感に合わせたパッケージが再創造されていく時が到来している。