取引コストは下がり、貨幣を介さない交換取引は世界中でじわじわと増えている。
お金を介さずスキルを交換するプラットフォーム「simbi」が、順調に拡大している。デザイナーやカメラマン、コンサルタントや編集者、Web製作者や作曲家、心理カウンセリングや理学療法士等、多くの人々が参加しており、現在15,000を超えるサービスが登録されている。
自身のスキルを提供することでバーチャルマネーを獲得。それを使って自分が必要としている他の人が提供しているサービスを購入する。口コミレビューが機能し、信用も蓄積されていく。simbiは現在、月に95％ほどの成長を遂げ始めているという。
このような今は圏外と思われているサービス交換のトレンドは、今後巨大化してくる。それぞれの業界の市場規模の何割が、このような新たな交換の仕組みに代替されていくのか注目をしていきたい。もちろんこれは、単なる経済プラットフォームではなく、新たなつながりや人間関係を作る貢献のプラットフォームであるという点も忘れまい。
日本においても本格的に広がるタイミングは迫ってきている。どのプラットフォームが認知を広げていくのか注目していきたい。
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