和食は世界に広がり「箸」は今や世界の食事道具です。日本人にはあまりにも使い慣れてしまっているお箸ですが、やはり問題点がないとは言えません。
その一つが、箸を置いた時、口をつける部分が、テーブルの上についてしまうこと。テーブルの菌が口に入ってしまう原因になることはもちろん、テーブル自体も汚れてしまいます。
それを防ぐために、丁寧に「箸置き」を使うこともできますが、いかんせん、常時使うというのも面倒です。
そこで提案されたのが「Gravity Chopsticks 2.0」です。箸をおいても口をつける先が、テーブルにくっついてしまうことがないというコンセプトで、構造もシンプルですが、そこから生まれる価値は決して小さくありません。
箸を使い慣れない外国の方、また、日本においても子供が、テーブルに無防備に箸を置いてヒヤヒヤすることがありますね。特にインフルエンザや風邪が流行っている季節には尚更です。
飲食店が使っても、テーブルが汚れて拭きあげるコストが削減されるに違いありません。
実際に、Kickstarterでクラウドファンディングプロジェクトが立ち上げられていますが、たちまち目標金額の5倍を達成。ちなみに今なら一膳で3ドルです。
Red Dot Design Concept Award2017を受賞した「ウエストのあるお茶碗」に匹敵するコンセプト。
【参考】
・デザインから生まれるイノベーション。ウエストをつけたらお椀が進化した!
普通は気付かないような問題を小さなアイデアとデザインで解決する。その中で全く新しい価値の宿ったプロダクトが生まれます。