旅行だってサブスクリプション型のサービスがあってもいいはずだ。
「Trveler」は、毎月お金を積み立てて3ヶ月に一度旅行にいく機会を作ってくれるサービス。積み立てる金額は、139ドルから。現在は米国限定のため、宿泊は2泊となっている。
行き先は、自分で決めることもできるが、Trvelerに決めてもらうこともできる。私たちは今、旅行という概念さえ再定義する時に来ている。いままでのようなプライベートなバカンスというイメージだけでなく、学習機会を得にいくということもあるし、仕事をする際の気分を変えるために旅行を利用したっていい。今や船上のコワーキングスペースという概念さえ登場する時代である。
【参考】
・職場は船の上。船上のコワーキングスペースが観光に新たなカテゴリーを加える
さて、一時一世を風靡したサブスクリプションというコンセプトは、ここに来て、新たな概念的進化を遂げようとしているように思われる。それは、販売の基本構造の1つとして認識されるということだ。いわゆる小売りの近未来のスタンダードの1つになる可能性があるということ。
これからは、あらゆるビジネスが、継続的に毎月お金を支払っていただけるよう商品やサービス、その体験を再構築して行くことが望まれる。コンテンツの販売だけでなく、あらゆるモノや体験の販売にも、広くサブスクリプションのコンセプトが入り込んでくる。
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