書籍「ビジネスモデル2025」の売れ行きが好調のようで、発売1週間たらずで重版がかかりました。Amazonのビジネス書・オペレーションズ部門でもベストセラー1位を獲得。何か広告をするわけでもなく、イベントを打つわけでもなく…(笑)皆さんの口コミだけで売れています。この場を借りて心より感謝申し上げます。
さて、「価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について」に、これまでの一般的な”買う”という概念は、氷山の一角になるということを書きました。では具体的に、どういうもの買い続けるのかというと、次の図に記した右下の赤の領域です。
比較的安くて日常的に使うものは、相変わらず旧来の概念である「所有」を続けますが、一方でそれ以外のものは、ほとんどが共有の対象になるわけです。
「作る」「借りる」「使用価値にアクセスする」という概念が、ブルーで記した残りの3つの領域をフォローするようになる。
今、書籍「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ」が大ベストセラーになっていますが、このミニマリストは、一部のマニアックな人達から好まれるニッチな概念ではなく、21世紀の基本コンセプトであります。
貨幣経済に共有経済、また物々交換経済、贈与経済が、高度に融合したハイブリッド経済社会に対応する新ビジネス及びビジネスモデルはどういったものになるのか?ご興味のある方は是非「ビジネスモデル2025」を手にとってみてください。
【主なキーワード】
・上がる生産性、上がらない賃金。これからの価値創造社会の実体は?
・高速化し、ギャンブル化する経済。新たなビジネスルールが出現した!
・取引コストだけでなく、在庫コスト、物流コストがゼロに近づいていく
・情報密度が極限的に高い社会は「思考が現実化する社会」
・重要なのは利益ではなく、社会における影響力、貢献価値の最大化
・ロボット産業は、意外と資本集約的でなく、参入障壁は低い
・個人と地域が活きるニューサプライチェーンが誕生する
・所有という概念が薄まり、使用価値へアクセスする社会へ突入
・ボットソーシングで、ロゴやウェブサイトを高度にデザイン
・技術的特異点と仏教的生命観。次世代ビジネスの哲学的基礎
※こちらの立ち読みPDFで、一部読めるようになっておりますのでご確認ください。