最近やっと、近くの医療クリニックにオンライン予約システムが導入された。これまで何かあった場合、2時間以上院内で待たされることもあったが、6人前になると通知メールが届くため、待ち時間を大幅に削減できるようになった。
こんなシンプルなシステムだけでも感慨深く感じてしまうが、遠隔医療革命の大波は、今後「医療」に新たな概念を提示することになりそうだ。
さて眠っている時の無呼吸は、様々な障害を引き起こす。いわゆる無呼吸症候群というものだが、そこからいろいろな病気に派生し、短命にも直結する。しかし、寝ている時に起こることなので、それを細かく診断することは難しいという現状がある。
そんな状況に「Wink Health」はメスを入れる。無呼吸症候群の遠隔診断を行い、治療するサービスだ。使い方はシンプル。布団の横にスマホをセットし、アプリ経由で呼吸状態を録音。それを遠方の医師に診断してもらい、状況に合わせて診療を行っていく。
そこでは、「CPAP」(シーパップ)と呼ばれる治療法を実践する。以前、無呼吸症候群を治療するための画期的な商品「Airing」をご紹介した。ただ鼻に差し込むだけの驚きのCPAPデバイスだ。
【参考】
・クラウドファンディングで間もなく1億円超え!いびきを改善する画期的デバイス
例えば、こういった画期的ハードと新たな遠隔医療サービスの組み合わせによって、医療に全く新しいインフラを出現させることが可能になる。参入の際にはまず領域を絞った遠隔医療サービスを企画し、何らかの画期的デバイスとコラボレーションしていくのもいいだろう。世界では、医療業界も全く新しい段階に突入し始めている。
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・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
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