未来の仕事は、このようなプロセスで進められていくのでしょう。
Crowd Computing Systems社が、自動化とクラウドソーシングと専門家をそれぞれ最適に組み合わせて仕事を進める「WorkFusion」というサービスを展開しています。
WorkFusionでは、どの仕事は自動化で対応し、どの仕事をクラウドソーシングで行い、どの仕事を専門家に割り当てるかというワークフローを作りそれを管理することができます。これは、自身の長所や最も付加価値の高いところに集中して仕事を行える環境を作れることを意味します。
反復的なタスクは、コンピューターにおける自動化プロセスを利用し、価格を安くそして、スピードと正確性を高めます。人間の思考、感性が必要な判定などの仕事はクラウドソーシング、つまりoDeskやAmazonのメカニカルタークへタスクを割り当てていきます。
また専門性の高い仕事に関しては、その分野のエキスパートに仕事を割り振っていくわけですね。結果、自分たちがやるべき仕事に集中していけるわけです。
現在、事業におけるワークプロセスは大転換の最中、再構築されている途中ですが、これをゼロから構築しようと思った場合にはそれなりに面倒です。これまで従業員にやらせていたような作業を外部のリソースを利用し最適化させるということなので、これまでの内製の経験値が活きない部分が多々あります。そして、変化も激しいですので、定期的な見直しが必要な部分でもあるわけです。
よって、このような最適化を支援してくれるサービスは今後より重宝されていきます。ちなみにWorkFusionは、現在金融系の企業、EC系の企業、メディア企業でよく使用されているということ。ただ今後は業界問わず大きく広がっていきそうです。
What is WorkFusion? from CrowdComputing Systems, Inc. on Vimeo.
個人や小さなチームのためのWorkFusionを
“自分のスキル”を仕事に活かすと考えることは、当然必要なことです。しかし、自分だけ、自社だけでできることは限られていることも事実で、大切なことはプロジェクト資源を内外問わず最適化して進めていく力です。具体的には、世界中のリソースをプロジェクトごとに最適化し管理、推進していくことが必要になっています。
私は、WorkFusionのようなサービスが本当に活きてくる分野は、一億総プロジェクト社会に適用したものとしてサービスが投入されていく場合だと思っています。つまり大手及び中堅企業だけが利用できるものでなく、個人や小さなチームのためのサービスとして展開される時に最も影響力が大きくなるということです。
それこそ、クラウドソーシングを利用すると言っても、どんどん増えていく登録者の中で一体誰を選べばいいのか?また、専門家と言ってもたくさんいるし、費用はかかる中で、一体誰に頼めむことが一番良いのか?選択肢が多すぎて、これを最適化するためには一苦労するのが現状です。
パラレルキャリアで新しい事業を立ち上げよう、また仲間でプロジェクトを立ち上げ事業化のために動いていこうと思った時に利用されていくサービスが必要です。時間の問題で高度に最適化されたUIを持つWorkFusion的なサービスが投入されてくるとは思いますが、一刻もはやくと思う今日この頃です。
そうなれば新しい働き方を始めていく人達は益々増えていくことでしょう。この辺りの動きにも益々注目していきたいところです。