耕作放棄地の棚田再生の拠点にしたい「雲の上の楽園・上山集楽に農山村シェア
ハウスをつくろう!」というプロジェクトを発見しました。
この中で素晴らしい!と感じたポイントが「世界から評価される、棚田にセグ
ウェイを走らせるプロジェクト」「棚田deセグウェイ」という活動です。
中山間の山村において負担となっている棚田の用水路の維持という仕事を、
もっと多くの方々に知ってもらいながらエコツーリズムとして体験してもらう
仕組みにできないかと考えられたようです。
集落にとってコストとなっている用水路でマイクロ水力発電を行なうことで
再生可能エネルギーを生み出し、その電力を使ってセグウェイを走らせます。
このプロジェクトは海外にも評価され、日本を代表するエコプロジェクトとして、
稲作文化圏である東南アジアからも注目されている模様です。
私が素晴らしいと感じるのは、最先端技術を人に優しく地球に優しい形で農業に
かっこよく取り入れているところです。
「健康」や「自然に良い」形で先端技術をどんどん取り入れて欲しい
photo credit: zoomion via photo pin cc
私は、完全自然農法の田んぼで、田植えや草取りをした経験があります。
3、4時間の労働でしたが、恐ろしく体力が消耗…(汗)
正直、自然農法は、とても大切だけど、ずっとこの地道な手作業を続けるのは
どうなんだろう?と思ったことがあります。つまり、多くの人が途中で挫折を
してしまったり、年配になっては実践できないだろう、と思ったわけです。
実際、農業大学校に行く方々の多くが、その地道さ、体力の消耗度に驚き、目指して
いた農家を途中であきらめ、また別の仕事の取り組み始めるということでした。
今回のこのセグウェイは、元々エコツーリズムとして取り入れられたよう
ですが、単純に「農作業」の労力を軽減するためにもとても良いのではないか、
と思いました。
過剰な農薬や化学肥料、つまり、健康や自然に負荷をかける形での先端技術の
導入ではなく、健康にも自然にもよい形での最先端技術の導入が農業の
世界にどんどん起こってくると良いな、と思いました。
その流れが加速することは、再度、農業が社会の中心として考えられる時代に
大きな希望となると思っています。
皆さん、日本の大企業である、パナソニックやソニーがかっこいい「農作業
ツール」を格安で作ってくれたらよいと思いませんか?国民総ファーマー時代、
Appleや サムスンに先を越される前に(笑)