昨年、仮想通貨のマイニングによる環境破壊の影響が、大きく報道されました。
仮想通貨をマイニングするには当然電気が必要です。そしてマイニングする際には熱が発生し、そのほとんど全ては無駄に空中に放出されていきます。
そんな課題に目をつけて開発されたヒーターがあります。フランスのコンピューター企業「Qarnot」は、「Crypto Heater QC-1」というイーサリアムをマイニングする熱で部屋を温めるヒーターを開発しました。
音はせず、20平米ほどの部屋を温める機能を持っています。マイニング状態は、常にスマホでチェック可能。木材とブラックのアルミによるクールなデザインで、重さは27kgです。気になる価格は約38万円ほど。もちろんこの額を早期に回収できるだけのイーサリアムがマイニングできるわけではありません。
しかし、このような尖ったコンセプトを実際にプロダクト化していく執念と志には学ぶところが多くあります。新しいテクノロジーを多面的な角度から観察し、クリエイティブなアイデアを組み合わせる。すると、これまでになかった新たなコンセプトのプロダクトが生まれてきます。
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