マネタイズに必死のGoogle。最近のYoutubeの頻繁な広告はとても面倒に感じますね。
そんな中、検索の未来を感じさせる「Google grass」が発表されたのは、 つい
先月のこと。これが検索の未来なのだろうか?と感じましたが、皆さんはどう
感じますか?こちらが 使用した時のイメージ動画です。
心配なのは、Google grassに広告は入るのか?ということですが、入らない
方向で検討しているとのこと。GoogleにしてもAmazonにしても情報系企業は、
どんどん「物作り」に力を入れ始めていますね。
しかも、そこには「ロボット市場というメインストリームへ」という意識が
強くあるように思います。「情報のみ」をビジネスの中心軸とする時代は、もう
終わりを告げ始めているのでしょう。
Google、コンピューターに人間の脳の学習過程を模倣させる
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それを強く感じるのが、もう一つの注目トピックである、コンピュー
ターに「人間の脳の学習過程を模倣させるプロジェクト」の研究発表です。
研究チームは、動画の中に共通する物体を出して、コンピューターがそれを
学習するのではないかという仮説を立てて実験を行ったそうです。
データーセンターで、1万6000個のプロセッサーを使って、人間の脳約10億
個の神経接合に相当する人工ニューロンを構築。YouTubeの動画を1週間
にわたって見せ、何を学習するかを確認したといいます。
その結果、人工ニューロンの1つが、ネコの写真に強く反応するようになった
そうで、これはコンピューターが「ネコ」とは何か自力で認識したことを意味
するとのことです。
まさに「人工知能」、ロボットの「脳」にあたる部分の研究がスピーディーに
着々と進んでいますね。先日もロボットのみで運営されるレストランが中国
に登場したことを書きましたが、 この分野の進化には目を見張るものが
あります。
産業革命期と同様、情報革命、ロボット革命によって「2020年までに現在の
人間の仕事の95%のがなくなる」という予測は、どんどん現実のものとなって
きているように思います。