クリエイターの祭典「Handmade in Japan Fes’」が東京ビッグサイトでこの25日(土)、26日(日)に行われている。
今年の出店ブース数は、なんと昨年の倍の4000。私も来場してきたが、その熱気は、会場に溢れて次代の空気が充満していた。明日までやっているので、気になる方は是非ご参加いただきたい。
さて、ブース側、お店側は、顧客にどのような手段で”まず立ち止まってもらうのか”、それが大問題である。
ご紹介する「PERCH」は、これまでにない新しい双方向コミュニケーションシステムによって、立ち止まってもらい、商品を触り、購入してもらうためのデジタルマーケティングツールである。
人間は、商品に触ると40%から60%、購入の可能性が上がるという。
確かにまず、おっと思わせて、商品に触れてもらうまでの壁はどこまでも高い。これだけ情報と商品が溢れかえった中で、どのように、この壁を乗り越えて、顧客とコミュニケーションを取るのか。そのきっかけを作る方法は、これから益々洗練されるはずだ。
そしてきっと、鍵となるコンセプトは、リアルとデジタルの間に眠っているはず。PERCHが、その1つの解になるかに注目したいところ。
双方向と言っても、顧客のエンゲージメントを上げ、そこにブランディングの要素までも高度に組み込まれていなければならない。PERCHは、アニメーション、音声、それに伴うインタラクティブな体験によって、それを実現しようとする。
その商品の本質、ブランドの本質に瞬間的に触れることができ、しかも楽しい。そんな体験をデザインできるのかどうかということだ。いずれにしても、この領域の情報には、アンテナを立て続けておきたいところである。