これは、素晴らしい。Kickstartarで自転車の電動化ガジェットが資金調達中。
Rubbee – The electric drive for bicycles
見た目はこのような感じ。持ち運び用の取手が印象的。
重さは6.5kg。このように自転車の後ろに乗せて使います。回転部が自転車のタイヤを回すという仕組み。ありそうでなかった!ですよね。
ペダルをこがずともスイスイ進みます。最大時速はなんと25キロ。
フル充電には約2時間、それで25km走行可能です。
価格は699ポンド、今の為替レートで約10万5千円です。理想を言えば、もうちょっと安いといいな〜と思うのと、タイヤに泥除けがついている自転車に対しても、何らかのフォローがついているとより広がるのだろうと思います。
出荷は2013年11月を予定。下の動画は、競技用マウンテンバイクに設置したもの。もはや自転車ではなくバイクです。
Rubbee on full suspension bicycle from Rubbee Drive on Vimeo.
プレディクションよりクリアクション
上の画像は、Rubbeeを作るために2年前に描かれた最初のスケッチ。こんなところから始まり、今の製品へとつながっているのです。
今回Kickstartarで資金調達をしたのは、バージョン4。幾度とない試行錯誤を繰り返してきた賜物です。
先日、こちらの書籍を献本いただきました。
「ジャスト・スタート」の言葉が示すように、この時代、いかに行動に移すことが大切かを再確認させてくれます。
特に感銘を受けたところは、「クリアクション」というコンセプト。クリアクションは、クリエイション(創造)とアクション(行動)を掛け合わせた造語で、プレディクション(予測)と対比して描かれています。
予測や思考がなされていても、それを行動に移して見なければ価値を提供することはできません。シェフが頭の中でレシピを考えたら、実際に料理として作って、お客さんに提供するから価値が生まれるわけです。
クリアクションとは、小さくスピーディーに創造的な行動を繰り返して行くということ。
今は、低いリスクで行動し、イメージをパッケージ化する方法に溢れています。イメージしたものを「パッケージ化」してこそ初めて世間からの評価を受けられるのです。
そして、その評価に落ち込むことなく、それを活かして新たなパッケージを作る。この行動の連続こそが未来を作り出します。