今年は3Dフードプリンタ元年となりそう。
砂糖を3DプリントするSugar Labを買収した3DSystemsは、砂糖やフレーバーなどを使ってお菓子を出力する「ChefJet」を発表。
色は白黒、8×8×6インチ(約20×20×15cm)のお菓子に対応したものは5,000ドル(約50万円)、フルカラーの10×14×8インチ(約25×35×20cm)まで対応しているハイエンド版は1万ドル(約100万円)で年内に販売予定。造形物も、上の画像のようにカラフル〜。
また、本格的なチョコレートの3Dプリントであれば、「Choc Edge」
価格は2,888ユーロ(約41万円)で、下の動画のように繊細な造形も可能。
飲食店で誕生日祝いをする際、店員さんに写真撮影してもらい、そのデータで即誕生日ケーキに顔がデザインされてくるなんていう新しいサプライズも行われていきそう(笑)
そして、3Dチョコレートプリンタは「ChocaByte」という99ドル(約1万円)という格安な機器も登場してきています。
造形できるサイズは2×2×1インチ(約5×5×2.5cm)と小さいですが、ちょっと試してみたいという人が手軽に入手しやすいような価格になってきています。
昨年は家電量販店や総合スーパー、本屋などで3Dプリンタの実演会をよく目にしましたが、今年は3Dフードプリンタの実演を目にすることもありそうです。
一般家庭に大きく普及していくか
世界最大のパスタメーカーBarillaも3Dフードプリンタでパスタを作れるように研究開発を進めています。
World’s biggest pasta maker wants restaurants to 3D print your food
また、今年半ばに10万円代前半の価格で登場すると言われる3Dフードプリンタ「Foodini」も着々と開発が進んでいます。
お菓子だけでなく、何でも3Dフードプリンタで料理できる時代になるか?技術的にはできるのでしょうが、それが電子レンジのように一家に一台の時代になっていくか注目です。
【参考】
・夕食を3Dフードプリンタで作る!知識集約型になる「調理の未来」
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」