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興味深い紙メディアサービスについて。
イギリスのガーディアン紙が、一週間分のニュースをキュレーションし、それを紙でプリントし無料配布する「The Long Good Read」というサービスを始めています。
ガーディアン紙の人気記事が、自動で印刷レイアウトされ、毎週月曜日に24ページの新聞を発行。
ちなみに現在はロンドンのガーディアンコーヒーにて、この取り組みが行われています。
未来のメディアのあり方を展望する意味でも、興味深い事例です。
ローカルかつ超ニッチな情報ニーズは高まる
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私は福島県出身ですが、当時地元には”夕刊”なるものがありました。
その夕刊には、その日の町のニュースが1枚の白黒のペーパーに掲載されていました。具体的には、本当にローカルな諸行事に関する情報や、その地域で生まれた子供などの情報も掲載されていたように思います。
私の祖母などはその夕刊を平日楽しみにしている1人でした。ちなみにこれを配るのは中学生アルバイトです。
しかし、町の人口の減少、配る若手アルバイトの減少などで現在は発行されていません。
今、私はそのような地元地域の情報は、友人、知り合いのFacebookやTwitterで知ることが常です。しかし、今後は地域の人のソーシャル・メディアやブログなどを自動でキュレーションし、トップニュースやトップ記事のいくつかを1枚のペーパーで発行してくれるようなサービスがあると個人的には読みたいな、と思ったりもします。
当然、ペーパーではなくタブレットやスマホ配信もできていいでしょうが、この場合は、ペーパー発行して、地域のカフェ、飲食店、コンビニなどで配られると良いように思います。
その地域をたまたま通りかかった人へも、興味を持ってもらうきっかけとなり地域振興にもつながるでしょう。
地域における情報発信の未来。グローバルな情報社会が広がる中で、間違いなくローカルかつ超ニッチな情報に関してのニーズは高まります。
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」