どきっとした製品。この発想、顕微鏡メーカーからは生まれにくいでしょうね…。
こちらはスマホと連携をし、録画が可能な顕微鏡「MicrobeScope」。Kickstarterに投稿されていますが、軽く目標金額を達成してきています。
生物好きの大人はもちろん、子供と外に遊びにいった時などにも重宝しそう。
ポケットに入れられるほど小さなサイズというのもいいですね。
気になる金額は115ドル(約11,500円)から。スマホ×○○はまだまだ広がりそうですよ。
大企業の憂鬱。過渡期は2016年〜2020年
さあ、こちらも一挙に増えていきますよ。
クラウドファンディングサイトzenmonoさんが、ASPで自社のクラウドファンディングプラットフォームを提供し始めていますね。マルソー産業株式会社が、ものづくりにおけるアイデア投稿交流サイト「Geeks」、及びクラウドファンディング・サイト「Geeky Factory」をリリースします。
一般の人、またデザイナーやクリエーターのアイデアを、ものづくりのプロである製造業の方々などがアドバイスをして、製品を開発しクラウドファンディング経由で販売していくもの。
世界的にここ200年間続いている大企業の製品開発プロセスは、7つの企画のうち4つを実際に開発にまわし、結果的にリリースする製品は1つないし0.5個程度。そしてそこからヒットするようなものは、皆さんもよくご存知のようにほんの一握りです。
しかし、これからは開発段階からクラウドソーシングを利用する、またライブプロトタイピングを行っていく。そして最終的にはクラウドファンディングを通じて、在庫を持たずに販売するというプロセスを通し「売れる製品のみを開発する」という過程へと転じていきます。
【参考】
・プロトタイピングの未来。IDEOが発見したライブプロトタイピングという手法
一言で言えば、リーンハードウェアの一般普及です。
この転換は産業構造を大きく転換させます。2016年には、ハードウェアのオンデマンド製造が可能になり、2019年には、クラウドファンディングを通じた製品の販売が一般化すると予想されています。2016年から2020年までの間が、ここ100年間における製造業の歴史において最大の過渡期となりそうです。