家を3Dプリンタで作る取り組みが各国で行われていますが、ついに「家用の3Dプリンタ」がリリースされてきそうです。
スロベニアの「BetAbram」は、現在3つのタイプの家用の3Dプリンタを開発しています。
今年の7月か8月に、最小のP3タイプ(3m×4m)の製品を1万2,000ユーロ(約168万円)でリリースする模様。
また、9月移行にP2、P3と大きなタイプの3Dプリンタをリリースします。
まずは、貧困国に手頃な価格の住宅を建設する、また災害などの緊急時に利用するとことを考えているようです。
3Dプリンタの詳細、また材料や家の強度等、今後の詳細な発表に注目です。
建設コスト削減、建設期間の大幅短縮
つい先日、中国で3Dプリンタで家を作り、通常のコストの半分(日本円で330万~500万円)ですんだことが大きなニュースになりました。
China: Recycled Concrete Houses 3D-Printed in 24 Hours
また、その建設スピードは24時間で10件もの家を建てることができるとのこと。
安全性の問題等、考えていくべき課題はあるとは思いますが、建設業界にもついに3Dプリンタの波が本格的に押し寄せつつあります。
こちらの中国の企業は、5年以内に3Dプリンタで家を作ることを一般化したいと意気込んでいるようですが、日本もあらゆるしがらみを超えて、この辺りへのアプローチに取り組まなければならないタイミングに来ています。