昨日は翻訳のクラウドソーシングサービスを展開するコニャックさんに「翻訳の未来」「言語の壁はいつなくなるのか?」についてお話を伺っていました。
その話の中で「日本をナビゲーションするための英語のサイトがあまりにも少ない」と、観光立国日本についての話題になりました。
昨年は日本初、海外からの観光客が1000万人を突破。国としてオリンピックの年2020年には2000万人を目指すという目標で進んでいます。
…という流れから、今回は観光系サービスのご紹介。こちらは、地域の観光を地元の人が行うツアーガイドマーケットプレイス「Vayable」。順調に登録者、利用者を伸ばしています。
写真撮影ツアーなんか目を惹きますね。パリやニューヨークを観光しながら素敵な写真を撮るツアーです。
ちなみに、パリの夜を写真撮影するこちらのツアーは、3時間で175ドル(約1万7,500円 )也。撮影スポット大事ですからね。これは良さそう。
その他にも、ルーブル美術館を1時間75ドル(7,500円・チケット代含む)で案内するツアーであったり、ベルリンを4時間20ドル(約2,000円)で案内してくれるもの、またニューヨークの美味しい屋台巡りツアーが3時間59ドル(約5,900円)であります。
ちなみに、日本は東京を中心に20ほどのツアーを数人が登録しているという感じ。日本でVayableを見て、観光をする人達は今後も増えていきそうなので、興味のある方は是非登録を。1週間で数千ドル(数十万円)稼ぐ人もいるそうですね。本業としてやっていける可能性もあり。
リアルタイムクラウドソーシングの波
広島でGoogleGlassを使った観光ナビ実験が行われ話題になりました。国内でも「ウェアラブルデバイス×観光」という動きは活発化していきそうです。
このようなバーチャルアシスタントによる観光ガイドはもちろん広がるでしょうが、今後、この分野にリアルタイムクラウドソーシングの潮流も広がりそう。
スマホ時代の現段階でも、数分以内に回答が帰ってくるQ&Aアプリのようなものも始まっていますが、今後はこの流れがより拡大します。
例えば、京都に行って清水寺を観る。Vayableでガイドを見つける、またGoogleGlassのナビゲーションアプリを利用するなんてことは勿論ですが、清水寺のエバンジェリストにリアルタイムで直接、どこをどう観ることがオススメなのか?食事はどこが良いのか?ということを瞬時に聞く、なんてことも起こります。
これまで、検索することが面倒くさいと思われていたようなものを、気軽にリアルタイムで検索、音声相談、チャット相談する。そんなことは当然になるでしょう。
例えば、コンビニでどんなパンを買うか?これも案外迷ったりします。そのためにスマホを開いて、情報を確認する、またレビューを見るというのは、面倒くさくてできません。
しかし、これからはそういったことまでを検索したり、リアルタイムクラウドソーシングで問いかけるようになるわけです。
バーチャルナビゲーションとリアルタイムクラウドソーシングで、私たちはまた新たなライフスタイルを見つけることになります。