買い物の未来を掲げるサービスが世界中で芽吹こうとしています。
こちらは、スマホとクラウドソーシングで買い物を支援してくれるアプリ「FETCH」。
自分が気になるものを、写真で撮ったり、テキストに打ち込んだり、音声で話しかけるとその文脈からベストのものを探して、提案してくれるという仕組みです。
価格をサーチする手間も省けますし、購入そのものの代行まで行ってくれます。
その理由は、アルゴリズムで動かしているわけではなく、クラウドソーシングで人間が買い物サポートをしてくれるから。
「FETCH」を成り立たせるお金はどこから入ってくるかというと、販売側からのアフェリエイトコミッションをFetch及びクラウドソーシングアシスタントが受け取るという仕組みです。
それを考えると、アフェリエイト手数料のない製品は、良い製品であってもおススメされないのでは?という疑念も湧きますが、提携先を増やすなど、様々な施作がとられていくのでしょう。
消費の未来を考えるために
こちらは懐かしきEPIC 2014の動画。2004年にこれからの10年を予想して製作された動画ですが、今まさにその2014年にきているわけです。
ここに登場するGoogleとAmazonが合併してできる「Googlezon」という会社。
Googleの検索とAmazonのレコメンド機能によって、全てを売りつくし消費社会を終わらせる可能性があると語られてきましたが、カタチは違えども、ウェアラブルデバイスとバーチャルアシスタント、またショッピング系アプリが、Googlezonならぬ消費社会の最後の爆弾となる可能性があります。
【参考】
・買い物はウェアラブルデバイスによって、どう変わっていくのか?
「消費したいものを瞬時に提案してくれる」
この方向性におけるコンセプトは、現時点で確実性をもって予測でき、場合によっては今回ご紹介したFETCHのように既に登場してきています。
そうです、この消費社会の最終コンセプトは、もはや現時点において見えてしまっているのです。
では、この後に一体何が来るのか?
それは、消費というレイヤーよりも高いレイヤー、つまり生活、仕事、働き方をより良くするというウェアラブル系アプリです。
消費の最大化というよりも、ワークスタイルの最適化、またライフスタイルそのものをより豊かにしてくれるアプリこそ、「消費の未来」を考える上で重要なキーワードだと考えています。
象徴的に言えば、現在ヘルスケア系アプリが百花繚乱ですが、まさにそれが1つの象徴でしょう。
私たちはその新しいスタイルを、ウェアラブルデバイス後の世界において、まざまざと経験することになります。こういった視点から、様々な情報をご紹介していきたいと思っています。