さて、物流革命は競合多数。世界はいよいよ本格的なイノベーション普及のタイミング差し掛かっています。
こちらは、サンフランシスコで始まった荷物を届けたい人と毎日の通勤を利用し配達をしてもよい人をつなぐサービス「Shipbird」。
配達する人は、家の近く、または通勤途中で荷物を受け取り、それを目的地に届けます。交通手段は、通常自分が使っている自転車、バイク、クルマ、電車等、それぞれの方法でOK。
利用者にとっては、「24時間受け付けている即日配達サービスが”格安”」というところがメリット。そして、配達者は送料の75%を受け取る。
5月に始まったばかりですが順調に拡大をしており、配達者の登録人数は1,300名を超えています。毎日のルーチンである”通勤”でお金を稼げるわけです。
数年後の世界は、「通勤するのであれば、ただ通勤するなんてもったいない」そんなことが言われる時代になるのでしょう。
進む物流構造の再構築
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佐川急便が約1万人の主婦のパート採用をすることが話題になりました。
1日30個程度の宅配便を自宅周りに約3時間ほどで配達する仕事。平日5日間で、月5万~8万円の収入となるようです。
「パート採用」というカタチですが、これは物流企業が仲介者となったリアルクラウドソーシングと言ってしまってもいいでしょう。
配送トラックと荷物を送りたい人をリアルタイムでつなぐ配送版Uber「Cargomatic」なども登場してきていますし、物流構造は今、再構築を始めており、そこには、「新たな働き方」が生まれてきます。
リアルとネットが高度にリアルタイムで結びついた社会において、「自宅を拠点にパラレルに生活するように働く芽」は日本中、世界中に生まれてきています。