中小企業が格安で導入できる産業用ロボット「バクスター」が進化をしてきています。
全自動掃除機「ルンバ」を開発したロボット工学者、ロドニー・ブルックスが開発し、リシンク・ロボティックス社から発売をしたバクスターは瞬く間に世界中の注目を集め、導入企業も増加中。何と言っても、価格が2万5,000ドル(約250万円)程度というのが良いですね。
「感じる力」と「見る力」を持っており、仕事を教える時も人間がバクスターの手を動かしながら教えます。つまり、難しいプログラミングを書き換える作業がありません。
そしてこの度、ソフトウェアのアップグレードによって、更にスピーディーに仕事をこなせるようになりました。
こちらの動画をご覧あれ。2013年バージョンと2014年バージョンの違いが明確に分かります。
来年、再来年と年を重ねるごとに、進化していくこのロボットは2020年ごろには、一体どこまでの仕事ができるようになるのか?
下の映像から見る人間との共同作業も、なんとも違和感ありません。今後もアップルグレード情報は、しっかりとチェックしておきたいところ。
ロボットに関する命題と真剣に向き合うべき時
介護という繊細な分野にもロボットの導入が進んできていますが、来年はついに感情を理解するロボットPepper君がソフトバンクから登場です。
私も実際にPepper君と話しましたが、これまで人間が考えてきたようなロボット関連のストーリーはことごとく実現していくだろう、と確信をしたのでした。
作業から感情へ。これまでもおもちゃなどを通して一部実験的な試みは行われてきていましたが、いよいよ「人間とロボットの感情的なコミュニケーション」という命題に、本格的に向き合うことになります。
私たち人間は、職場においても家庭においても、プライベートにおいても、ロボットとどのような共存関係を気づいていくべきか。
それを深く問うための人工知能系の映画タイトルも続々と公開されてきています。いよいよ私たちはこの問題に、笑い事ではなく真剣に向き合うべきタイミングに入ります。