世界中を動き回りながら、仕事をする。クラウドソーシング後の時代において、それは既知の世界観となった。
増えゆくリモートワーカー、グローバルノマドをどのように国や地域が受け入れ体制を築くのか?今、重要な課題となりつつある。
以前、リモートワーカーのための住宅提供プラットフォーム「Nomad House」をご紹介したが、アムステルダム発の「Zoku」は、グローバルノマド専門のホテルだ。
しかもこのZokuという名前は、日本語の、家族、部族の「族」からきているという(笑)
部屋の特徴は、簡単に出し入れできる階段と、木の壁の先にあるベッドルームだ。空間を最大限効率的に利用しながらも、ゆったりできる部屋を意識している。
長期滞在を目的とされたホテルであり、無線LANやハウスキーピング、洗濯&クリーニングはもちろんであるが、ペンやノートなどのオフィスツールや3Dプリンタを利用できる。また、町を動き回れるように電動自転車を借りることができるようにもなっている。
長く宿泊できる「家のようなホテル」と言う表現があっているのかもしれない。
日本においては、具体的に次の問いが浮き上がる。「世界中から来る観光客とリモートワーカーを、地域の空き家を使ってどのように受け入れるべきか?」国や自治体、民間が一緒になって精緻に思考を巡らせるべき時に来ている。
【クエスチョン】
・グローバルノマド向けの長期滞在型・宿泊施設を企画してみよう!